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2.アパレルCADに変身(その2)

 【環境設定】

 メニューバーから【ツール】をクリック、サブメニューから【オプション】を選択、【環境設定】をクリックすると、下のようなダイアログが開かれます。

【環境設定】

【描画】

①アクティブポイントを8個表示

このチェックを外すと、アクティブポイントは4個になります。このポイントは図形を選択したときに四隅に表示され、マウスでつかむと図形の拡大縮小を行うことができます。ポイント8個を選ぶと中点が表示され、図形の伸縮が出来るようになりますが、あまり出番がないので、4個で十分です。

②マウスホイールでズーム

このチェックを外すと、Ctrl+ ホイールでズームになり、マウスホイールは画面の上下送りになります。この方がウェブブラウザと同じなので慣れています。

③円周の分割数 32

円を多角形に変換したときの、円周の分割数です。8を選ぶと、円が8角形になります。多くするほど精度は高まりますが、その分、端点(タンテン)が多くなり、複雑になります。デフォルトは64ですが、パターメーキングに要求される精度は、32で十分です。

④レイヤ/クラスの切り替え Ctrl+矢印キー

レイヤは、アニメのセル画にたとえられますが、ベクターワークスでは、複数セルを一枚の絵として扱う目的から離れ、それぞれを独立したページとして扱うことが出来ます。そして、このショートカットキーの設定によって、ページをめくるような操作感が得られます。パターンメーキングの過程をページごとに記録し、スピーディーに閲覧することが可能になります。

クラスは、線の太さとか、色とか、特定の属性をもったグループです。たとえば、赤、青、黒というクラスを作って、描画色の選択に使ってもよいでしょう。

Ctrl+上下矢印キーでレイヤ、Ctrl+左右矢印キーでクラスの切り替えが出来ます。

⑤ナッジ(距離を設定) 矢印キー

図形を一定の距離で移動させるショートカットキーの組み合わせを決めます。これは、なかなか便利な機能で出番が多いので、シンプルに矢印キーだけで動くようにしておきます。

⑥カスタム距離 2.5

ナッジで移動する距離を2.5ミリにカスタム設定します。たとえば、パターンを切り込んで、パーツA、Bに分割したとき、Aを選択して、矢印キーを1回たたくと2.5ミリ切り開かれ、2回たたくと5ミリ開かれるという具合になります。これで、メニューボックスから数値入力する手間が省けます。


【環境設定】

【画面】

⑦ルーラー

このチェックを外すと、画面上の定規が消えます。必要のないものは非表示にして、出来るだけ、広い作業画面を確保いたしましょう。


【環境設定】

【その他】

⑧サウンド効果

これをチェックしておくと、ポイントにスナップしたとき、カチッと音がするようになります。パターンメーキングでは、ポイントを正確に合わせることが大切なので、このようなメカニックな感覚はうれしいかぎりです。デフォルトはオフですから、忘れずにチェックを入れてください。


【環境設定】

【インタラクティブ】

⑨セレクションボックスを表示 ⑩スナップボックスを表示

インタラクティブとは、「利用者の操作に対して即座に反応を返す対話的なソフトウェアの操作方式」だそうです。このような設定は旧バージョン(10.5)にはありませんでした。便利な機能のようですが、マウスポインターの先端にあるこのようなボックスは、ペン先に何かへばりついているようでいただけません。オフにしましょう。