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■スタイルブック

002腕の形を作る

全15ページ 価格 \800
使用原型: ミスМジャケット原型


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■■■ A good pattern has a good process

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2.腕の形を作る

美しい袖というイメージを持ちましょう!

イメージがあれば、その袖に近づくように努力するものです。

美しい袖は、袖幅と袖山の高さのバランス、袖山のカーヴ形状、イセの配分、振りの度合い等、複合的な要素が満たされて出来上がるものです。

イメージに合わないものが出来てしまったときには、それらの要素を吟味し、反省し、再挑戦をくり返します。

スキルとは、そのようにして身につくものと思っております。

私のイメージにある美しい袖は…

シャープでありがら、セクシー!

そのための決め所は、後ろ二の腕の適度なふくらみ、前腕の自然な弓なりのカーヴにあります。

たった一本のダーツと袖下線で構成される一枚袖でも、そのイメージに近づくことが出来ます。

一枚袖のバリエーション

■一枚袖のバリエーション

肘ダーツ

初歩的と思われていますが、ダーツ先が尖って、肘のラインを崩していませんか?

袖口ダーツ

肘ダーツの単純な移動ではありません。袖口に開らかれるダーツ分量を少なくして、なだらかな肘のラインを作ります。

後ろ袖山ダーツ

後ろ袖山から肘にかけてのダーツです。このダーツ線をふくらませて描くことで、二枚袖に近い後ろ二の腕のふくらみを出すことが出来ます。



■二枚袖

地の目線 A・B

地の目を変えると出来上がりが違います!

A(青)は、もとの原型の地の目で、B(赤)は、袖口で1cm振っています。

このように、地の目を振ることは、テーラードのようにかっちりとさせたいときにはよいのですが…。

地の目を振ったBは、袖山のタテヨコの地の目が変化して、Aに比較して前振りの度合いが多くなって硬い感じになります。

この袖(B)は、「私のイメージにある美しい袖」とはちょっと言えないので、前振りを調整し、袖山の厚みを薄くしてみました。

地の目線(B)を修正した写真

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