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>>Lesson7の答え

身頃でイセ分を切り開く

〔図 1〕 上腕のまるみを作るためにイセ分量が必要であり、その分量は身頃で開くことができるということをLesson2で紹介いたしました。今回のような身頃つづきの袖には、その作業が必須になります。


肩線を延長して身幅を出す

〔図 2〕 直線裁ちの身頃を作るために、まず、腕の屋根になる部分を作ります。肩先から2センチ出し、つながりよく前後身幅にも1センチ(出した肩幅の1/2)ずつ切り開きます。この前後袖ぐり寸法を計るともとの長さよりも短くなっていますので、つぎのように不足分を補います。


袖ぐり寸法の不足分を補う

〔図 3〕前後ダーツを畳んで、袖ぐりに不足分を切り開きます(後ろ肩ダーツで足りないときには衿ぐりからさらに開きます)。これによって、上腕をすっぽりと包み込むことができる身頃が出来上がります。あとは自由にデザイン線を描くだけです。


フレチスリーヴのデザイン線を描く

〔図 4〕フレンチスリーヴのデザイン線を描きます。肩線を基本原型の肩先Pから、10.5センチ延長し、そこから1.5センチ下げて袖口先を決めます。このとき、後ろ肩線を前よりも0.5センチ長くして、肩先Pのあたりにイセ込むと腕の前方向性を出すことができます。

※他にも、キモノスリーヴ、ドルマンスリーヴ、シャツスリーヴなど、肩線の延長線を基準に展開されるものに応用することができます。

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